【2020年度版】ゲーミング自作PCのおすすめ構成

最終更新日: 2020年08月12日 8261 views
構成を2020/8/12に更新しています。

どんどん進化するPCゲームを十分楽しむためには、PCの性能がプレイするゲームに合っている必要があります。
この記事では、60のゲームタイトルと画面サイズ、fpsに応じて最適なGPUを紹介し、コストパフォーマンスに優れたCPUなども紹介します。
その上で、現在コストパフォーマンスに優れたゲーミングPCの構成を予算別に13個紹介しています。

また下記のゲームについては各種グラフィックス設定でのfps値も含めて詳細におすすめの構成をご紹介しています。
Fallout76におすすめな自作PCの構成
ARK: Survival Evolvedにおすすめな自作PCの構成
Monster Hunter Worldにおすすめな自作PCの構成
CS:GOにおすすめな自作PCの構成
黒い砂漠におすすめな自作PCの構成
Rainbow Six | Siegeにおすすめな自作PCの構成
Apex Legendsにおすすめな自作PCの構成
Battlefield Vにおすすめな自作PCの構成
Dota2におすすめな自作PCの構成
PUBGにおすすめな自作PCの構成
Fortniteにおすすめな自作PCの構成

ゲーミングpcのパーツの選び方

各ゲームには、それぞれ最低レベルと推奨レベルのCPU、GPU、メモリ、ストレージが公開されています。
この最低レベルというのは、あくまでも最低限のスペックですので、それ以下だとまともにプレイできないほどラグが出たり、落ちてしまうこともあります。

ゲームにおけるCPU性能の影響

ゲームにおいてはGPUと比べるとCPUはそれほど重要ではありません
もちろん大切なのですが、ある一定以上のスペックになれば、ゲームがより快適になったり、よりプレイがうまくなったりすることはありません。
そして、そのある一定のスペックというものが、ゲームだけをするのであれば、ミドルエンドのCPUで十分なのです。
ただしゲーム配信やゲーム動画をmp4などのエンコードして保存する場合はCPUの性能がより重要になるので、後で詳しく解説します。

GPUでは簡単な演算処理を大量に(何千も)同時に処理することで、画像を作り出します。
CPUでは複雑で連続した計算を続ける必要のある演算処理を行います。

ゲームにおけるCPUの役割。実際何を計算しているのか?

 

具体的にゲーム内では、
  1. ユーザーのキーボードやコントローラー、マウスなどの操作(Input)を受け取り、
  2. メモリ内にある自分の位置や障害物、道、敵などの情報を用いて、
  3. 自分や障害物、敵などの次の状態を計算して、GPUに描いて欲しい絵の情報を渡しています(Output)。

つまり主に、物理的な計算を行っています。
具体的には、物体と物体の衝突時の計算や、様々な変数がある中でのダメージ計算などでCPUは使用されます。

実は、この物理的な計算以外にもボトルネックとなる部分があります。
それが、GPUに描いて欲しい絵の情報を渡す部分です。
GPUにはVRAM(グラフィックメモリ)があり、ここにゲームに登場する物体の3Dモデルやテクスチャ(表面の情報)などを保存しています。
このVRAMは8GBなどと大容量なわけですが、ここに情報を送り込むのはCPUの仕事です。
CPUがGPUの必要な情報を速く送り出せなければ、映像は遅延します。

ゲーム内の設定では映像のクオリティを低品質から最高品質まで変えることができる場合がほとんどですが、高品質にするほど、GPUに送る情報が増えます。
この仕事がCPUのボトルネックとなる場合が多いです。
そのため高性能なGPUでより高品質の映像出力をしたい場合はCPUもそれなりに上げる必要があります。

といってもRyzen 3950Xなどのような10万円もするCPUを使っても、その性能を活かすことはできません。

ゲーミングPCのCPUはシングルスレッド性能が大切?

 

ゲーミングPCのCPUはマルチコア性能(総合性能)ではなく、シングルスレッド(シングルコア)性能が大切と聞いたことがある方もいるかもしれません。
多くの最近のゲームはたった1つのコアしか使えないわけではなく、6コア程度までは有効活用していますが、10コアなどを使うゲームはほとんどありません。
そのため、たしかにマルチコア性能がべらぼうに高くてもあまり意味はありません。

実際はシングルコアと6コア程度あるかを確認すると良いでしょう。

OBSなどでゲーム配信したりプレイ動画を保存する場合

 

CPUは動画ファイルを圧縮するエンコードの際に使われます。
エンコードの演算処理は非常に重く、また並列処理が可能であるため、マルチコアで処理が行われます。
すなわちマルチコア性能が高いほど安定してゲーム配信やプレイ動画のmp4へのエンコードが行えます。

ゲーム配信とプレイ動画の録画を同時に行いたい場合などは、
次に紹介するおすすめのCPUのうちで、ハイエンドにあたるi9 9900KやRyzen 3900Xやもう一つ上の3950Xなどが特におすすめです。

おすすめのCPU

では実際にどのCPUを選べば良いのか、ずばりコストパフォーマンスから考えたおすすめのCPUを選びました。

CPU名 価格  コア/スレッド数 マルチコア性能 シングルスレッド性能
の順番で表記しています。

1〜3万円のローエンド
  • Core i3 9100F  約9,000円  4コア4スレッド    7,165点  2,515点
  • Core i5 9400F 約17,000円 6コア6スレッド  9,725点   2,389点
  • Core i5 9600K 約25,000円 6コア6スレッド 11,235点  2,837点
  • Ryzen 2600 約16,000円   6コア12スレッド 13,461点    2,279点
  • Ryzen 3500 約16,000円   6コア6スレッド   12,517点    2,515点
  • Ryzen 3600 約24,000円   6コア12スレッド 17,843点    2,572点

4〜6万円のミドルエンド
  • Core i7 9700K 約50,000円 8コア8スレッド 14,998点    2,898点
  • Ryzen 3700X 約40,000円   8コア16スレッド 22,804点    2,667点

6万円のハイエンド
  • Core i9 9900K 約60,000円  8コア16スレッド  19,061点    3,028点
  • Ryzen 3900X 約60,000円   12コア24スレッド  32,795点   2,743点

右端のシングルスレッド性能を見ていただければわかるようにCore i9 9900Kが非常に高い性能を出しています。
AMDのRyzenシリーズはスレッド数が多く、マルチコア性能が高いですが、Intelのほうがシングルスレッド性能は高めです。

ほとんどのゲームであればi5 9600Kなどの2.5万円程度のCPUでも全く問題なく使用できます。
水色のマーカーが下にひかれたものがおすすめです。
ゲームしかしない場合はCore i5 9600K、9700Kが特におすすめで、
他のクリエイティブな画像編集などもする場合はRyzen 3600、3700Xが特におすすめです。

ハイエンドのCPUが必要な場合

ハイエンドのCPUが必要となるのは、PhotoshopやAfter Effects, Premier Proや3DモデリングソフトウェアであるBlenderやMaya, 3Ds Maxなどを使う場合や、3DレンダリングをGPUではなくCPUで行うCPUレンダリングを使う場合と
OBSなどでゲーム配信を行ったり、ゲーム動画をmp4などにエンコードして保存したい場合です。

ゲーミングだけでなく、上記のどれかもする場合は必要に応じてCPU性能を上げる必要があるでしょう。

今回おすすめの構成で紹介するCPUは各GPUとバランスのとれた性能をもつものを選んでいます。

ゲームにおけるGPU性能の影響

 

グラフィックボードは、その名の通り、映像を処理しており、ゲームの映像を作り出しています。
この性能が十分でないと各フレームの画像を作り出すのに時間がかかりすぎてしまい、画面がカクつきます。

どれくらいのGPU性能が求められるのかは3つのポイントで決まります。
  1. リッチさ(オブジェクト数)
  2. 画面サイズ(4KかフルHDか)
  3. フレームレート(30fps, 144fps?)

オブジェクト数とGPU性能

ゲームタイトルによって、どれくらいのモノ(オブジェクト)が画面に映っているかが変わります。
多くのものが細かい精度で画面に映るゲームほどGPUは高い性能が求められます。
一方で単純なカーレースゲームのように表示するべきオブジェクトが少ない場合は、リッチなfpsゲームと比べてGPU負荷が低くなります。

画面サイズとGPU性能

また、4Kなのか(3840x2160)、WQHD(2560x1440)、FHD(1920x1080)などの画面のサイズによってもGPUへの負荷が変わります。
もちろん大画面であるほど多くの計算処理をして各フレームを作り出すので、GPU負荷は上がります。
自分の使っているor使いたいディスプレイの対応サイズをしっかりチェックしておきましょう。

フレームレートとGPU性能

 

フレームレートとは1秒間に何枚の画像を画面に表示するかです。
フレームレートが高いほど滑らかに映像が表示されます。
たとえばフレームレートが30fpsと144fpsの場合を比べてみましょう。
30fpsとは1秒間に30枚画像が表示されるということなので、1フレームは33ms表示されます。
144fpsは1秒間に144枚画像が表示されるということなので、1フレームは7ms表示されます。
オンラインゲームのping値(レイテンシー)は、速ければ2ms程度です。

30fpsで同じ1つの画面が表示されている間144fpsであれば4~5枚も画像が新しいものに置き換わっています。
極端な例だとタイミング次第で30fpsのプレイヤーよりも26ms早く敵が見えることになります。

たとえPC側で高いフレームレートを実現できたとしてもディスプレイが対応していなければ、無駄になります。
そのため、しっかりと自分の使っているor使いたいディスプレイのリフレッシュレートを確認しておきましょう。

一般的なディスプレイであれば30fps~60fpsまでの対応(スペック表には30Hzや60Hzと表記されます)で、ゲーミング用のディスプレイであればそれ以上の100~165Hzが出ます。

GPU性能の見極め方

以上の3つ、「リッチさ」「画面サイズ」「フレームレート」のそれぞれをどれくらい求めたいのかで必要なGPUが分かります。
リッチさはゲームタイトルによって変わります。
画面サイズとフレームレートはディスプレイによって変わります。
fpsゲームなどの競技をする場合は高いフレームレートが求められます。

必要GPUの簡単早見表

League of Legends、7 Days To Die、PUBG Lite、ユーロトラックシミュレーター、DOTA2、Sims、マインクラフト、World of WarshipsなどはCPUに内蔵のGPUで大丈夫です。
軽めのゲーム
 

GPU負荷が軽めのゲームとしては
Apex Legends、CS:GO、SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE、ストリートファイターV AE、鉄拳7、オーバーウォッチ、フォーオナー、グランド・セフト・オートV、バイオハザード7(Resident Evil 7)、ライズ オブ ザ トゥームレイダー、ゴーストリコンシリーズ、Call of Duty: Black Ops 3,4やInfinite Warfare、フォールアウト4、アサシンクリード:オデッセイ、Assetto Corsa、ARK: Survival Evolved、Forza Horizon 4、Watch Dogs(および2)、Doom 4、The Devision、WRC 5, アサシンクリード: Origins、ファークライ4、FIFA 18, 19, 20、バトルフィールド4
などが挙げられます。
少し重いゲーム
 

GPU負荷が少し重いゲームとしては
PUBG、フォートナイト、Call of Duty: Modern WarfareやWWⅡ、ファークライ ニュードーン、ファークライ5、ファイナルファンタジー 14、Resident Evil 2や3のRemake、Need For Speed Heat、Watch Dogs Legion, Age of Empires Ⅳ
などが挙げられます。
重めのゲーム
 

GPU負荷が重めのゲームとしては、
モンスターハンターワールド、シャドウ オブ ザ トゥームレイダー、ファイナルファンタジー15、レッド・デッド・リデンプション2、ゴーストリコン ワイルドランズ、F1 2019、Marvel's Avengers, Microsoft Flight Simulator, Project CARS 2、Forza Horizon 3、Halo: The Master Chief Collection
などが挙げられます。
かなり重いゲーム
 

GPU負荷がかなり重いゲームの例としては、
Doom Eternal、 Far Cry 5(ファークライ5)、 Far Cry: New Dawn、 The Division 2、 Battlefield V(バトルフィールドV)、 Metro: Exodus
などが挙げられます。

ゲームにおけるストレージ(SSD, HDD)の影響

 

ゲームのプログラムの保存先で、起動時のロード時間は大きく変わります。
ゲームのロード時間はHDDからSSDに変えると3分の1ほどになることもあります。

個人的にSSDは必須だと思っています。
各ゲームの必要なストレージ容量は記載されているので、自分のプレイしたいゲームのすべてが保存できるだけのSSDを使うことが望ましいです。

ゲームにおけるメモリの影響と必要な容量

 

メモリはデータの一時的な保存場所で、CPUが様々な計算をするときに計算用のデータを保存しておきます。
CPUが高速で計算するときに、メモリの読み書きの速度が遅ければ、計算結果が出るまでの時間も遅くなってしまいます。
メモリの読み書きの速度はメモリのクロック周波数で決まります。

高いクロック周波数ほど、読み書きの速度が速く、ゲームのフレームレートも伸びます
実際には、2400Mhzから3600MHzへとクロック周波数をあげると、単純計算では1.5倍のメモリ読み書き速度となりますが、フレームレートは15~20%ほど伸びる場合があります。

値段があまり変わらず、マザーボード側が対応しているのであれば、3200MHzなどの高めのクロック周波数のメモリを使うと良いでしょう。
ゲーミングPCのメモリ容量
メモリの容量は、ゲームで使われるメモリ容量以上あれば大丈夫です。
各ゲームに明記されている推奨メモリ以上あれば大丈夫です。

ゲームは、Chromeや画像編集、動画編集と違って無限のメモリを食うわけではなく、容量が多いほど性能が上がるわけでもありません

GPUの早見表であげた軽めのゲームであれば8GBでも動く場合が多いでしょう。
重めのゲームであれば16GBが必要になってきます。
32GBあれば、どのゲームでも問題なく動くはずです。

PC全体で3~4万円の予算であれば8GB、
5~6万円程度の予算であれば16GB、
それ以上の予算感であれば32GBにしておくと間違いないでしょう。

予算別! おすすめのパーツリスト


コメント