【究極ガイド】メモリーの選び方

最終更新日: 2020年03月09日 193 views
メモリーは容量だけ決めてあとは適当に選んでる。
そんな方も多いかと思います。

この記事では、メモリー選びで気をつけたい点と、もっと自作PCが楽しくなるメモリー選びを解説します。
特に大容量メモリーのPCを作りたい方が必要な情報を詰め込んでいます。

全く同じスペックなのに、価格が違うのはなぜだろうと不思議な方も多いかと思います。そのあたりの事情についても解説していきます。

メモリ(RAM)とは

この記事を読まれる98%の方はメモリが何かご存知と思いますので、次の「選び方のポイント」へ進んでください

残りの2%の方はこのまま読んでください。
パソコンの内部では何らかの処理(計算)が行われます。
この処理に必要な要素は、「データ」と「データを掛け算や足し算する脳」と「データを保存する入れ物」の3つです。

データは、キーボードから入力されたり、インターネットからやってきたりします。

データを掛け算や足し算する脳はみなさんご存知のCPUになります。

そして最後の、「データを保存する入れ物」がポイントです。

いきなりですが、「そろばん」をイメージしてください。
幅100mの巨大なそろばん、1つの珠は1kgもあるとします。珠を動かすのに時間がかかりますよね。
しかし幅100mもあるのでたくさんの珠があります。

一方で普通のサイズのそろばんは、数十個しか珠がありませんが、珠を動かすのにほとんど時間はかかりません。

ハードディスクやSSDといったストレージは幅100mのそろばんだと考えてください。たくさんのデータを保存することができますが、データの読み書きは時間がかかります。
一方でメモリーは大きなデータは保存できませんが、読み書きの速度は高速です。
CPUは計算を行う際に、ハードディスクやSSDではなく、メモリー上のデータとやり取りして、高速に計算を行っています。

もしPhotoshopやGoogle Chromeに動画編集ソフトといったメモリをたくさん使うソフトウェアを同時に起動していた場合、メモリ容量が足りなくなる場合があります。
その場合、メモリではなく、ハードディスクやSSD上のデータを用いて計算をすることになります。
それは、処理(計算)が非常に遅くなるということですので、ソフトウェアが反応しなくなったりします。
よって自分の使用するソフトウェアと使い方(同時に使用するのか)などを考えて必要なメモリ容量を決めてください。

以上2%の方のためのメモリとは何かの解説でした。

メモリー(RAM)選びのポイント


まず基本的なところとしては、
  • メモリーの容量
  • メモリーの規格
  • メモリーのクロック周波数
この3つをおさえましょう。

メモリーの容量

一般的に販売されているメモリーは容量が4GB~32GB程度です。

32GB以上のメモリー、1枚で128GBなどのメモリーはLR-DIMMなどの規格となり、一般的なマザーボードでは使用できません。
のちほど上級編でLR-DIMM, ECC, RegisteredとUnbufferedについても解説していきます。

メモリー容量を選ぶ上で気をつけたい点は、自分の構成の最大メモリー容量を超えていないかという点です。

マザーボードによって2枚しかメモリーをさせないものから8枚させるマザーボードまであります。
何枚させるかは、メモリスロット数で分かります。

8枚させたとしても、32GBを8枚として256GB必ず使えるかというと、そうではありません。
マザーボードのチップセットによって対応している最大メモリー容量が変わります。

まとめると
  1. マザーボードのメモリスロット数
  2. マザーボードのチップセットの最大対応メモリ容量
この2つの範囲内でメモリーを選びましょう。

メモリーの規格

初心者がPCを組む際にメモリーの規格で気をつけるべきことは

  • ノートパソコン用のメモリー(S.O. DIMM)を買わない
  • DDR4を買う(マザーボードに対応したもの)
  • ECCメモリーを買わない
  • Registeredメモリーを買わない

ことです。

DIMMとS.O. DIMM


デスクトップのPCを作る場合、SO-DIMMは使用できません。

DIMMとはDual Inline Memory Moduleの略で、Dual=2つ  Inline=直列 のメモリモジュールという意味です。
昔のメモリはSIMM (Single Inline Memory Module)と呼ばれ、メモリの端子の裏表で同じ信号(データ)を流していました。
DIMMでは裏と表で異なる信号を流すことで2倍の帯域と2倍の速度を実現しています。

S.O. DIMMはSmall Outline DIMMの略で、小さい形状のDIMMという意味です。
実際にDIMMとS.O. DIMMを並べるとサイズの違いは明白です。
S.O. DIMMはデスクトップ用のマザーボードのメモリスロットに刺さりません。

ノートパソコンのメモリ増設時以外は、S.O. DIMMを購入しないように気をつけてください。

DDR4、DDR3、DDR2など

DDRはDouble Data Rateの略であり、データの転送方式を示しています。
メモリにはクロック信号が送られますが、1クロックサイクルあたり2ビットのデータを転送可能としています。

DDR → DDR2 → DDR3 → DDR4
とDDRの次に来る数字が上がるにつれてバージョンが上がり、転送速度が2倍になっていると考えてください。
2倍になっているのは、シンプルに最大のクロック周波数が2倍になっていっているからです。
そのためクロック周波数が同じであればたとえDDR3でもDDR4のメモリと転送速度は同じです。

最近のマザーボードはDDR4のみしか対応していません
DDR3のメモリはそもそも形状が異なるので、メモリスロットにささりません。
DDR3の古いマザーボードを使いたい場合以外は、DDR4を買うように気をつけてください

DDRとPC4-2666などの関係は?
DDR4という表記の場合もあれば、PC4という書き方がされるときがあります。
  • PC2 = DDR2
  • PC3 = DDR3
  • PC4 = DDR4
の認識で大丈夫です。

PC~の表記はメモリモジュールの規格を表し、DDR~の表記は1つ1つのチップの規格を表しています。

ECCメモリーとは

メモリは、コンデンサー(キャパシタ)の中に貯められた電荷で情報を一時的に保持しています。
メモリに強い光があたるとコンデンサの中の電荷が変わることがあります。
ここで強い光と適当に表現したものは、通常の環境では環境放射線や宇宙船などになります。

長時間マシンが起動しているといつかは、メモリのエラーが起き、PC(システム)自体がクラッシュしてしまいます。

確率的に非常に低いので、一般家庭でのPCでは気にする必要はありませんが、常時起動していなければならないサーバーや工場の機械などでは許されません。
そのため、ECC(Error Correcting Code)と呼ばれるデータの破損を検知して修正できる仕組みを搭載したメモリがあります。

この仕組を実装するために、メモリのデータを保持する部分全部にデータを保持するのではなく、書き込まれたデータと同じかをチェックするための余分なデータをメモリ上に保持します。

読み出し時には、書き込まれたときとデータが同じかチェックするため、読み書きの速度はECCでないメモリより遅くなります。
また、価格も高くなります。

ほとんどの市販されているマザーボードECCメモリに対応していないので、ECCメモリを購入しないように気をつけてください。

RegisteredとUnbufferedとは

一般市販されているメモリはUnbufferedで、市販されているほぼすべてのマザーボードはUnbufferedにしか対応していません。

逆にRegisteredメモリに対応しているサーバー用のマザーボードはUnbufferedメモリに対応していません。

また、Registeredメモリは通常ECC機能もついています。

特別な理由がない限り基本的にUnbuffered DIMMのみを購入するように気をつけてください。

Registered DIMMとは何か
メモリにはデータを保持する各部分に住所が割り当てられており、この住所はアドレスと呼ばれます。
データの読み書きを行う際に、この住所(アドレス)に0か1を書き込むという命令を送ります。(アドレス/コマンドバス)
これに対応してデータがチップから出力されます。(データバス)

アドレス/コマンドバスはメモリチップにとっては入力にあたり、
データバスは出力にあたります。

通常の伝達方式では、入力信号は、CPUからすべてのメモリモジュール(バンクとも呼ばれます)のチップに伝えられてしまいます。

もしメモリの数が増えていった場合、このままでは、信号の減衰やクロック周波数とのズレが生じる可能性が高くなります。
そこで、各モジュールの1つのレジスター(アドレスや命令を一度引き受けて、バッファリングして各チップに引き渡す中継機だと思ってください)を用意することで、多くのメモリモジュールを扱えるようにしたのが、Registeredメモリです。
RDIMMとも呼ばれます。
出力側のデータバスはUnbuffered DIMMと同じです。

LRDIMMとは

LRDIMMはLoad Reduced DIMMの略で、RDIMMからさらにデータ信号もレジスタでバッファリングするようにしたものになります。

これによりさらに使用可能なメモリ枚数が増え、トータルのメモリ容量を大きくすることができています。
基本的にRDIMMでは1枚あたり32GBが最大でしたが、LRDIMMは1枚あたり128GBまでです。(例外もあります)
LRDIMMでは24スロット使用すると最大で3072GB(3テラバイト)の容量のマシンとなります。

RDIMMとLRDIMMは仕組みが異なりますので、同じマザーボード上で組み合わせることはできません。

ちなみにRDIMMのほうがLRDIMMよりレイテンシーが低く、少し速い傾向にあります。

メモリーのクロック周波数で注意すべきこと


メモリのクロック周波数がメモリの速度を決めます。
クロック周波数が高いほど速いメモリになります。

現在市販されているメモリの多くはDDR4-2133 ~ DDR4-3200の範囲かと思います。
転送速度の差としては、
DDR4-2133:17GB/s
DDR4-3200:25.6GB/s
であり、1.5倍程度の違いが見られます。

ただしメモリの転送速度は、PCの速度そのものではありません。
実際の体感差としてはほとんどないといえるでしょう。

まずはメモリの容量のほうを気にしたほうが良いです。

メモリのクロック周波数において注意していただきたいのは、マザーボードによって対応しているMAXのクロック周波数が決まっているということです。
対応していない高すぎるクロック周波数のメモリではクロック周波数を下げての動作となります。
注意してください。

メモリのヒートシンクや光らせる機能について


メモリは従来、チップがむき出しの状態で販売されていました。
しかし近年のメモリは、チップが隠れるように上に被せものがついています。
これは、熱を冷やすための(or 見た目のための)ヒートシンクです。

しかしメモリは、ほとんど熱を出さないため、性能に関してはヒートシンクがあるかないかで大きく変わることはないです。
実際サーバー用の1枚128GBの15万円などのメモリにもヒートシンクはついていません。

ヒートシンクがあるとMini-ITXなどの小さなマザーボードでは、CPUクーラーにあたってしまうこともあり、デメリットとなることもあります。

メモリにはRGB LEDが搭載されて光るものもあります。以上です。

Ryzen対応のメモリについて

かつてはメモリとCPUの相性問題がありました。
第一世代Ryzenのときにもメモリの相性問題がありました。

しかし、第三世代となりRyzenシリーズがここまで売れた現在各社のマザーボードはBIOSをアップデートし、ほとんどメモリの相性問題は起こさないようになってきています。

古いマザーボードを使うのでない限り、わざわざRyzen対応のメモリを買う必要はないと個人的には思います。

asciiが10製品でRyzen 7 2700Xをテストしているこの記事を参考にしてください。

メモリの価格とスペックについて


正直同じスペックであれば、どのメーカーのものを選んでも大した差はないと思います。
価格差は、デザインの差と保証くらいです。

そもそも販売している多くのメーカーはメモリチップを作っているのではなく、メモリチップを買ってきてそれを複数個1つのボードにのせてモジュールとして売っています。
載っているチップは同じだったりします。

個人的には同じスペックであればそのタイミングで一番安いものを選んでいます。

自作PC.com では簡単にパーツリストを作れます

PC自作.com では互換性をチェックしながら パーツリストを構成 することができます。

CPUを決めれば、それに対応したマザーボードやCPUクーラーだけから選ぶことができます。マザーボードが決まっていれば、そのフォームファクタ以上のPCケースのみから選ぶことができます。

全体での 推定消費電力を自動で計算 し、その2倍の電源をおすすめします。

もちろん各スペックごとの 絞り込み も同時で行うことや、 検索 も行えます。作成したパーツリストは 複数保存 することができます。パーツリストを誰かと 共有 することもできます。

コメント

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2020/03/08 15:11
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2020/03/08 15:22
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